夏、スキーを履く!PISLAB講習報告と1989年の映像
RID阿部さんの協力でウィングヒルズ白鳥でのピスラボの講習を始めてかれこれ13年なるだろうか?
始めた当初はショートポールでアルペンスキーに特化してタイムを取るなどポールトレーニングの一環として行ってきました。
7年ほど前からアルペン競技者以外の方にも夏にできる基本練習のバリエーションを考えて明確な乗る位置や角付けだけではない雪上でのスキーの動きなどをこの硬い難しいピスラボでトレーニングできないかと頭を捻り今回のようなトレーニングの提供に至っています。
エッジをギンギンに研いで足場を作ればカービングできるピスラボのマットは『エッジがないと滑れない』と勘違いしています。
むしろ、エッジがなくなって捉えが利かなくなったスキーでのトレーニングの方が雪上につながる練習ができるのです。
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スキーのターンはズレてこそターンします。落下と慣性そして反動
切り換え時には滑走面がフラットを通過しトップは落下していくから走るのです。
エッジからエッジに繋いでしまっててはターンではありません。
カービングスキーに進化して20年近くなりますが今一度スキーでのターンを考えてみてください。
- 腰はスキーと正対
- 遠回りする外足に外力は増してくる
- 丹田(お臍の下)を持ち上げて位置エネルギーを得る
- 持ち上げた重心を落下させて運動エネルギーに利用する
- ポールプラン(ストックワーク)がターンのテンポを作る
- 切り換えは外足を伸ばしてこそ外力を得られる
夏のトレーニングは雪上につながるものにしなくてはいけません。
下記のVIRを見て参考にしていただければ幸いです。秋は10月中旬
講習会のVTR 小学生から社会人まで参加者の成長もご覧ください。
それでは、次回は南半球からご報告します。
『私のスキー人生を変えた一本』1989年野辺山
Gaku VS Dynamite 〈使用スキー200cmのSL映像〉
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