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2020年11月11日 (水)

私のメソッドからブーツのお話

スキーブーツの話と私のスキー理念

本来、スキーブーツは前(脛)に対して柔らかい構造に作られていて後ろに対して堅く、底はある程度の撓みと捻れに対して強度を保てるようにできています。

しっかりサイズがあっていて踵からアキレス腱、脹ら脛のラインがブーツの後ろにぴったり設置していれば、いわゆる後傾にはならないように設計されているのです。

ですから、足首を前に倒して脛をタングに強く当てれば当てるほど足の裏の面圧が前に過度にかかり過ぎてスキーのトップに力が集まり、ターンの入りは何となく安心感がありますが、ターン後半山回りに差し掛かるとテールにウェートが乗らない為、踵から後ろが撓わず深いターンに仕上がらないのです。

ブーツの構造は足首を曲げやすくするために前側が柔らかいのではなく、ターン後半、スキーのトップに軸が前に倒れてウェートが溜まって行き円心力と重力が加わり、自分に力が戻って来てしまうので、ムダな反動を逃がしやすく設計されているからなのです。

足首を曲げろ?脛を前に?は、単なる初心者が恐怖感を取り除く気休めでしかないのです。

スキーブーツはどんどん進歩しています。ブーツ選びとセッティングがきちんと貴方にあってさえすれば自然体で立っていられます。

近年のスキーブーツは人間がほどよく立ちやすい脛の角度に設計されています。

ですから、反対に足首を伸ばし膝が立つ方向に微量にでも動けば、硬度のあるスキーブーツがスキーのトップを持ち上がる形になり、円心力に釣り合うエッジの角付け角度とスキーの面に垂直に立った傾いた体軸にトップが近づいて体の下に入って来る感覚が得られることが想像できるはずです。

私は紐の革製のバスケットシューズ程度高さのブーツからスキーをさせてもらって来ました。50年以上にもなります。その当時、後ろに対してサポートのないブーツの時代には足首を曲げていないと後ろに倒れてしまいます。

その時代、足首は単純に曲げるのではなく、足の甲を引き上げて脛の筋肉で後傾を避ける為の対処方だったのです。それに抜重(ばつじゅう)いわゆるジャンプする形で雪面をおさえを緩めてスキーの方向を変えていました。

ブーツは近年先進的に進化して性能は上がりオートマチックにスキー操作ができるようになったのです。

脚の伸展は撓みを引き出し、捉えているエッジが板の捻れを生みます。

能動的に切り換えていた部分がより自動的に近く体軸を入れ換え、極力、雪面を離さないズレ幅が少ない摩擦を最小限に減らせたカーブができるのです。前に対してブーツが柔らかいのは入れ換えの邪魔をしないためです。

また、平行して進化したプレートやビィンディングは無理やり加重して撓みを出すものではありません。プレートの前後にスキーの撓みが干渉しないように設計され、その上ビィンディングがプレートの撓みを干渉しないように研究されてきました。

皆さん最早スキーテクニックはハイブリッドな時代なのです。私が長く競技を続けてこれたのも考え方の転換なのです。

用具にもっと仕事させてください。自分がやってる無駄を省いていってください。それが皆さんが速くなれる道です。

スキー操作では、脚は屈伸でなく、伸展方向(伸ばす)に使う方が筋肉への負担が軽減されて疲労もきませんしロスなく力は支えられます。

私はすべての選手いやスキーヤーにもスノーボーダーの皆様にも、極力、地球上の自然界の力を利用してもらいたく伝えています。

シンプルに落下や円心力と付き合おうじゃありませんか。

私は自動的に切り換わる体幹その物が移動していくスキーを伝授していきます。

原田達也 (効率良く滑るダイナマイト原田)

 

ALPINE SKI SKILL HUB

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https://www.sposki.com/dssalon/

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